本日はスパイスデー

もし、UPIがレストランを作ったら!? そんな遊び心から生まれた架空の「UPIレストラン」
北欧ソト料理家で、UPIナビゲーターシェフ寒川せつこが毎号ゲストを招き、共にお客様をもてなします。第3号のゲストシェフは、スパイスの達人、メタ・バラッツさんです。


季節の野菜と魚をたっぷり使って

夏の疲れが出やすい時期にこそ、UPIレストランでお出ししたいのがスパイス料理だ。
そこで、鎌倉でスパイス商「アナン」を営むメタ・バラッツさんをゲストシェフに招くことに。

事前のミーティングで、「鎌倉野菜と魚を使ってスパイス料理を作りましょう! UPIで扱っている北欧の鋳物鍋をいろいろ使ってみたいですね」とバラッツさん。
いざ、アナン邸を尋ねると、その日の朝買ったという野菜と魚がスタンバイしていた。

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鎌倉のレンバイ(農協連即売所)で手に入れたカラフル野菜。

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イシモチはビリヤニに。身の厚い部分に切り込みを入れておく。

UPIで8月から取り扱っているのが、スウェーデンのブランド「スケップシュルト」の鋳物鍋やフライパンだ。
100年以上の伝統があり、ずっしりと重く、この鍋で煮込めば間違いなくおいしくなるだろうと思わせる無骨な見た目がまたいい。

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初めて使うときは、端野菜で鍋の側面や蓋にもシーズニングを施す。このひと手間で鍋への愛着が増す。

「フィッシュパンでタマリンドフィッシュカレーを、オーバルのキャセロールでエビのココナッツカレーを、大きなダッチオーブンでイシモチのビリヤニを。せっかくなら庭で、七輪の炭火で作ってみましょうか」とバラッツさん。

アナンはの拠点は鎌倉の築100年ほどの古民家で、縁側のあるこの家がすばらしいのだ。庭にはカレーに使うハーブが植えられ、日本ミツバチの巣が置いてある。

 

ガラムマサラは手作りできる!

スケップシュルトの製品の中で、バラッツさんが特に興味を持ったのがスパイスミル。
これで魚料理に合うガラムマサラ(ローステッドフィッシュマサラ)を作るという。魚のカレーに合うようにとセレクトしたスパイスに、チャナダール(ひよこ豆を乾燥させて皮を剥き、割ったもの)を加える。

「そうか、ガラムマサラって自分で作れるのね!」とせつこも興味津々。
「簡単ですよ。料理に合わせてスパイスを選べるのがいいですね。豆を入れると汁にとろみがつき、香ばしさが出ます」

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カルダモン、クローブ、クミン、マスタードシードなどのスパイスと、右のほうにある黄色い丸い粒がチャナダール。

フィッシュパンを熱してスパイスと豆を入れ、ゆっくりローストする。
途中でカレーリーフも加え、パリッと乾燥したところでスパイスと豆をミルに。鋳物の重さを生かし、手を使ってゴリゴリとすりつぶす作業がなんとも楽しい。

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フィッシュパンでスパイスをロースト。

鋳物のスパイスミル初体験のバラッツさん。

「さぁ、いきますよ!」バラッツ
ゴリゴリゴリゴリ。
「わぁ、いい香り!」せつこ
「いい感じですね。あとは豆が潰れてくれるといいんだけど」バラッツ
「ホントだ、豆が手強い」せつこ
「スミマセン。最後は電動ミルサーという手もあります……」バラッツ
一同、爆笑。
カレーリーフも投入し、再びゴリゴリゴリゴリ。
「いい香りですね。焼けた鉄の香りが加わって、いい感じですね」バラッツ
しばらくゴリゴリを続け、ローステッドフィッシュマサラが完成した。

硬い乾燥豆は手強かったが、スパイス類はよく潰れる。何より手でゴリゴリする時間がいい。

北欧の鋳物鍋とスパイス料理

フィッシュマサラができたところで、2種類のカレーとビリヤニを作っていくバラッツさん。
オイルを温めてスパイスの香りを移し、玉ねぎをじっくり炒め……。その手際のよさと自由なスパイス使いに、せつこも見惚れるばかり。

炭火での調理も臨機応変にこなすバラッツさん。

「スパイスってこんなに大胆でいいんですね!」とせつこ。
そう、目分量でスパイスをどんどん加えていくバラッツさんを見ていると、レシピ通りに軽量スプーンで計らなくても、足りないスパイスがあってもまったく問題なし、と思える。
スパイスは主に、香りと色、辛みをつけるもので、味をつけるは塩の役目。だから好みや体調に合わせて自由に組み合わせていけばいい。

「以前バングラディシュの釣り船で、フィッシュカレーを作ったことがあります。その時は船上で材料がないから、すごくシンプルに。
マスタードオイルを使って、スパイスはターメリックと青唐辛子だけ。でもそれがおいしかったです」とバラッツさん。

本日のフィッシュカレーはブリを使用。味の決め手はタマリンドと、作ったばかりのフィッシュマサラだ。
タマリンドはインドやタイで使われるマメ科のフルーツで、甘酸っぱい果肉が料理に使われる(日本で梅干しを料理に使う感覚に近い)。
タマリンドの酸味とスパイスの香りがあいまって、クセの強いブリが爽やかなフィッシュカレーになった。

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ブリはパウダースパイスとレモン汁でマリネ。

ココナッツカレーは、スパイス、玉ねぎ、トマトのベースに、エビの殻で取っただしとココナッツミルクを加え、最後にエビを投入。仕上げにレモン汁と刻んだパクチーをたっぷり加える。

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エビとココナッツミルクは相性抜群。

ビリヤニはインドの炊き込みご飯とよく言われるが、少し違う。
固めにゆでたご飯(バスティマライス)、肉や魚と野菜で作るグレービー(スパイスが効いたカレーのようなもの)を鍋で合わせ、重ね蒸しにする米料理だ。
インド各地にいろいろな作り方が伝わり、ハレの日のごちそうでもあり、屋台料理でもる。

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ダッチオーブンはふたの重みで密閉度が高まり、香りを閉じ込める。

ここでいよいよダッチオーブンの出番。
魚の旨みが出たグレービーを移し、ゆでたご飯をのせ、取り分けておいたイシモチをのせ、パクチーと庭のミントをたっぷりのせてふたをし、七輪にかける。もちろんふたの上にも炭火を乗せて。

重いふたで密閉して香りを閉じ込めるから、ふたを開けた瞬間の香りといったら! もともと香り高いバスティマライスが素材の旨みとスパイスの香りをまとい、ふんわりと蒸し上がる。

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「ホントにすごくいい香り。ビリヤニのサウナがあったら入りたいぐらい!」

 

バイキングが広めた!? カルダモン

スパイス料理に続くデザートにと、せつこが用意したのがスパイスキャロットケーキ。
スパイスはカルダモンとクローブを使う。

「北欧ではカルダモンをお菓子やパンによく使います。カルダモンロールというパンがあって、キオスクやガソリンスタンドでも売っているぐらい」とせつこ。
カルダモンはバイキングが広めたという話も聞くとバラッツさん。インド南部のケララ州が原産のカルダモンが、北欧で好まれている。
その背景にはどんな冒険があったのだろう。バラッツさんから聞くスパイスの話は、いつもすごくおもしろい。

「世界のスパイスの歴史を変えた4人の男」/メタ・バラッツ

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ケーキの型には、スウェーデンの「メスティン」がぴったり。

ケーキは、マシュマロを混ぜ合わせた水切りヨーグルトをかけ、オレンジの皮を散らして完成。
キッチンで助っ人に入っていたサクラさん、リカさんの料理も着々とできあがり、いよいよスパイスデーの食卓が整った。

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インド各地の料理を盛り合わせて。
ビリヤニ、イカとアジのフリット、タマリンドフィッシュカレー、オクラのキーマカレー、紫キャベツとコリンキーのスパイスドレッシングあえ、ムングポリヤルなどなど。付け合わせの料理にもスパイスが使われている。
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アナン邸の縁側で。

インドのスパイスが世界を魅了するのは、その香りや味わいだけでなく、体によいさなざまな効能があるためだ。
スパイスを知り、日々の料理に使うのは健康への近道でもある。旬の野菜や魚の料理に、気軽に取り入れられればと思う。

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タマリンドフィッシュカレー

■材料(4人前)
魚の切り身(ブリなど) 3切れ
玉ねぎ(スライス) 1個
トマト(ざく切り) 2個 レモン汁 1/2個分
おろしニンニク、おろしショウガ 各大さじ1
タマリンド 70g(ぬるま湯 11/2カップ)
<ローステッドフィッシュマサラ>
 マスタードシード 小さじ1 
 フェネグリークシード 小さじ1
 フェンネルシード 小さじ1
 赤唐辛子 2本
 ブラックペッパー 大さじ1
 コリアンダーシード 大さじ1
 チャナダール 小さじ1
 カレーリーフ 1枝
<パウダースパイス>
 ターメリック 小さじ1/2
 レッドペッパー 小さじ1/2
 カシミリチリ 小さじ1
 青唐辛子(縦にスリットを入れる) 1本
 カレーリーフ 1枝分
塩 小さじ11/2
油 大さじ3

■作り方
1 ローステッドフィッシュマサラを作る。材料をそれぞれ乾煎りして香りを立たせ、冷めてから、ミルサーなどにかけてパウダー状にする。
2 タマリンドをぬるま湯につけ、手でほぐしてタマリンド水を作る。
3 魚の切り身はパウダースパイスとレモン汁でマリネする。
4 温めたフライパンに油を入れ、玉ねぎが透明になるまで炒める。
5 4にニンニク、ショウガを加え、香りが立ったら2、トマトを加え、グツグツとするまで煮込む。
6 5に青唐辛子、ローステッドフィッシュマサラ大さじ1、塩、カレーリーフを加えて軽く煮込む。
7 6に3を加え、魚に火が通ったらできあがり。
*お好みでパクチーやショウガのせん切りを加えて。

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エビのココナッツカレー

■材料(4人前)
エビ 10尾
玉ねぎ(スライス) 1個
おろしニンニク、おろしショウガ 各小さじ2
トマト(さいの目切り) 2個
ココナッツミルク 1缶(400ml)
<ホールスパイス> 
 フェネグリーク 小さじ1
 マスタードシード 小さじ1/2
 フェンネルシード 小さじ1/2
<パウダースパイス>
 ターメリック 小さじ1
 コリアンダー 小さじ3
 レッドペッパー 小さじ1
 ブラックペッパー 小さじ1/2
 あれば、ヒング 小さじ1/8
パクチー(ざく切り) 1束
レモン汁 大さじ1
油 大さじ3
塩 小さじ11/2

■作り方
1 エビは殻をむき、背わたを取る。殻は、沸騰した湯で数分ゆで、だしを1カップ分とっておく。
2 温めた鍋に油を入れて弱火にかけ、ホールスパイスを加え、香りが立ったら玉ねぎを加え、半透明になるまで炒める。
3 2にニンニク、ショウガを加えて炒め、香りが落ち着いてきたらパウダースパイス、塩を加えて炒める。
4 3にトマトを加え、軽く炒め合わせ、1のエビのだしを少しづつ加える。
5 4にココナッツミルクを加え、一煮立ちしたらエビを加えて軽く煮込む。
6 仕上げにパクチー、レモン汁を加える。


イシモチのビリヤニ

■材料(4人前)
バスマティライス 2合
(塩 28g、油 大さじ1)
イシモチ 2尾
玉ねぎ(スライス) 1個
トマト(ざく切り) 1個
おろしニンイク、おろしショウガ 各大さじ1
<ホールスパイス>
 マスタードシード 小さじ1
 フェンネルシード 小さじ1/2
 フェネグリークシード 小さじ1/2
<パウダースパイス> 
 ターメリック 小さじ1/2
 コリアンダー 大さじ1
 レッドペッパー 小さじ1
塩 小さじ11/2
パクチー(ざく切り) 1束
ミント(ざく切り) 1/2カップ
サフラン 少々(牛乳 大さじ2)
油 大さじ3

■下準備
牛乳を少し温め、サフランを入れ、サフランミルクを作る。
玉ねぎの半量を分量外の油で揚げる。
バスマティライスをざっと洗い、30分ほど水につける。

■作り方
1 イシモチの下処理をして、身の厚い部分に切れ目を入れる。
2 フライパンに油を入れて弱火にかけ、ホールスパイスを加え、香りが立ったら玉ねぎ(残りの半量)を加え、半透明になるまで炒める。
3 2にニンニク、ショウガを加えて炒め、香りが落ち着いてきたらパウダースパイス、塩を加えて炒める。
4 トマトとを加え、水分が出てきたらイシモチを入れて火を通す。
5 別の鍋に水2L、塩、油を入れ、強火にかける。沸騰したらバスマティライスを加え、コトコト湧く火加減にして、米に7割くらい火が通ったらザルにあげる。
6 4のイシモチを取り出し、残り(グレービー)をダッチオーブンに移し、その上に5をのせる。イシモチをのせ、パクチー、ミント、揚げ玉ねぎ、サフランミルクをかけ、ふたをして密封する。強火に5分かけてからごく弱火にし、20分ほど加熱する。
7 ふたを開けて優しくかき混ぜる。
*レモンやライムなどを搾って食べるとなおおいしい。

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スパイスキャロットケーキ

■材料(作りやすい分量)
ニンジン(すりおろす) 1本
バナナ 1本
ホットケーキミックス 150g
<パウダースパイス>
 カルダモン 約小さじ1/4 
 クローブ 少々
卵 2個
プルーン(1/6にカットする) 4粒
クルミ(適当な大きさに割る) 大さじ2
ココナッツオイル 大さじ2
マーマレードジャム 大さじ1
ヨーグルト 1/2カップ
マシュマロ 2コ
ミント、カットオレンジ、クローブ、オレンジの皮 各適宜

■下準備
ヨーグルトにマシュマロをちぎって入れ、一晩おき、水切りヨーグルトをつくる。
オーブンを180℃にあたため、型にオーブンシートなどをセットする。

■作り方
1 ボウルに卵を割りとき、バナナを入れてつぶし、ニンジンを加える。
2 1にプルーン、クルミ、オイル、ジャムを入れて混ぜる。
3 2にホットケーキミックス、パウダースパイスを入れ、さっくり混ぜる。
4 型に流し入れてトントンし、180℃のオーブンで30分焼く。
5 4が冷めたら、マシュマロ入りヨーグルトをのせ、ミント、カットオレンジ、クローブを添え、オレンジの皮を散らす。

 

■今回使用したUPIアイテムはこちら

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8月末にUPIに登場した、スウェーデンの鋳物ブランド「スケップシュルト」。
ずっしりと重いダッチオーブンは蓄熱性に優れ、煮込み料理はもちろん、ご飯を炊いても、パンを焼いてもびっくりするほどおいしく仕上がる。
フィッシュパンは、魚などの長い素材をそのまま調理でき、ちょっとした汁ものもOK。キャセロールはデザインが秀逸。

>>SKEPPSHULT「ダッチオーブン」

>>SKEPPSHULT「フィッシュパン」

>>SKEPPSHULT「キャセロール オーバル」

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2層になった鋳物の容器の、上部がストッカー(木のふた付き)、下部がミルになっている。
ミルには細かな溝が切られており、スパイスを入れて容器を重ね、ゴリゴリと手動で挽いていく。その工程が楽しい。

>>SKEPPSHULT「スウィング ペッパースパイスミル」

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水辺のアクティビティを想定してロープを切ったりするナイフだが、波型の刃のおかげでパンやケーキも潰さずにカットすることができる。

>>MORAKNIV「フローティング セレーテッドナイフ」

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UPIのメンバーが、こんなレストランがあったら!を体現してみた一日限りの架空のレストラン。毎回ゲストシェフを迎え、UPIナビゲーターシェフ寒川せつこ(北欧ソト料理家)と共にお客様をもてなします。
人と場所、その季節の旬の食材など、一期一会から生まれる料理はどんなものになるだろう。客席には焚火や暖炉などの火があるといいな。そこからコミュニケーションが生まれ、ときには沈黙の時間があるかもしれない。そんなステキな時間に寄り添う料理でありたいね。
二人の料理人のメニューミーティングは、それは楽しく、新たな発見でいっぱいです。次回はどんなゲストが登場し、どんな料理がメニューにのるか、どうぞお楽しみに!

>>UPIレストランvol.1「アイヌとサーミ、北方民族の料理から」

>>UPIレストランvol.2「クラフトビールで乾杯!」

メタ・バラッツ
メタ・バラッツ

スパイス商「アナン」三代目。1984年、鎌倉生まれ。南インド・ニルギリの高校を卒業し、スイスの大学へ進学。その後、スペインに留学して経営学と料理を学び、帰国。アナン株式会社にて新商品開発などに携わりながら、日本各地のスパイス巡業、つきいち料理教室、オンライン料理教室などを行っている。

寒川せつこ(さんがわ・せつこ)
寒川せつこ(さんがわ・せつこ)

北欧ソト料理家。スカンジナビアの雄大な自然と、豊かに暮らす人々との繋がりから、スカンジナビアのアウトドア、文化を主にお料理ワークショップを通して発信。レシピ提供したメディアは、「NHK 趣味どき!/たのしく防災!はじめてのキャンプ」、「メスティンレシピ」、「ソトレシピ」など多数。

大社優子 (おおこそ・ゆうこ)
大社優子 (おおこそ・ゆうこ)

写真家。横浜・アマノスタジオにて森日出夫氏に師事。独立後、様々な広告写真やドキュメンタリー、出版物を手掛ける。現在に至るまで個展、企画展などを各地で開催。“DARK ROOM PHOTO SESSION”というテーマをその都度変えたポートレイト撮影会も行っている。鎌倉在住。

増本幸恵(ますもと・ゆきえ)
増本幸恵(ますもと・ゆきえ)

編集者。レクスプレス、エイ出版社、文化出版局で暮しまわりの雑誌やムックに携わり、現在はフリーランスで活動。食にまつわる書籍や雑誌の編集を主に手掛ける。生涯のテーマは見知らぬ土地への旅。いつか行きたいのは、スペインの巡礼路と、スウェーデンの建築家アスプルンドが手掛けた森の礼拝堂。