ファリバルト ミルの歴史

アメリカ・ミネソタ州でファミリービジネスとして設立したファリバルトは150年以上の歴史をもつブランケットメーカーです。
アメリカの職人技が生きた製品で、西に向かう開拓者への提供から2つの世界大戦で軍隊への供給までファリバルトのウールアイテムはアメリカの歴史も織り込まれていることも過言ではありません。
今もなおMade in U.S.Aにこだわって、最高品質で快適に過ごせる時間をお届けします。


設立は1865年、アメリカ東海岸。

-1865年、南北戦争が終結しカール・クレマーによって創業。
当時は、馬の力を使って梳綿機(カード機)でウールの詰め綿を作り毛糸を作っていました。その数年後にブランケットの製造を開始しました。

-1892年にミネソタ州キャノン川のほとりに小さな工場を建設。
何世代かに渡ってクレマー家のファミリービジネスとして繁栄していましたが、ジョンソン家がクレマー家と共に工場の稼働を加速させました。高品質で耐久性の高いウールブランケットは多くの人に高評価を得ることができました。

-1914年、第一次世界大戦が勃発し、工場は10万以上の軍隊用のブランケットを供給。
その後の第二次世界大戦中も更に数十万以上のブランケットを製造。過酷な環境下でも使用できる品質は今でもまだ数多くのミリタリーブランケットを製造できることはファリバルトブランドの誇りです。

-1987年からはアメリカ軍及び軍師官学校向けのウールブランケットの生産も開始しました。
ミルスペックモデルは、アメリカ軍が必要とする細かな規定をクリアしたものだけなので、高品質で機能的なアイテムの証でもあります。

-2009年、工場が閉鎖。2008年9月リーマン・ショックによる景気後退により18ヶ月の間、工場は廃墟と化しました。
工場の機械もパキスタンに送られる準備もされたのですが送る直前にムーティー家が現れ「ファリバルト ウーレンミル」を救ってくれることになりました。
ムーティー家のおかげでまたファミリービジネスを再開することができたのです。

-2011年工場が再稼働。長年の職人と新しい機械がうまく融合しまた伝統的で高品質なウール製品を提供することができました。

ファリバルトの製品は、親から子、子から孫へと何世代にも渡って引き継がれるよう作られており、150年先も変わらず作り続けるでしょう。

(※)梳綿機(カード機):紡績工程で細かいごみなどを除き太い紐状の束にする機械のこと。

20xx年代

2000年代以降になってもファリバルトは色褪せません。
2014年AW、赤いボックスロゴが象徴的なストリートブランドとコラボモデルを発売し、2021年AWにもコラボモデルが登場。
アメリカ西海岸の新鋭ブランドと東海岸の伝統的なブランドのコラボレーションで、従来のままではなく広く多くの人にブランド価値を提供しています。

さらに2022年10月には世界屈指のアメリカのエレキ・ギターブランドとのコラボモデルも発売。(※日本限定)
これ以外にも、アメリカの歴史を体現するファリバルトとのコラボは数多く存在します。幅広い年齢層に支持され様々なシーンで使えるウールブランケットは心を豊かにし続けるでしょう。