水と学ぶアウトドア防災~三郷市自主防災組織連絡協議会~

地域防災を考える、埼玉県三郷市
2024年2月3日(土)に三郷市自主防災組織連絡協議会による「アウトドア防災」をテーマにした講演を行いました。参加者は協議会に所属する三郷市各地区に分かれた自治会役員など、地域防災に取り組む方々が集まりました。

◯大切な生命を維持するために必要なこと
本講演の講師はアウトドアライフアドバイザーの寒川一さん。テーマは「災害時に役立つアウトドアのスキルや知識、道具の活用」。人々の生活において必要不可欠な「衣食住」。もしもの時には、まずは自らの生命を維持するための迅速な行動が重要視されます。

◯自然の水を安全な飲み水に変える、ソーヤー浄水体験
本講演では、寒川一さんの様々な経験や知識から得た防災に対する基調講演と、もしもの時に役に立つ「浄水体験」を受講者の方に参加いただきました。
予め用意しておいた自然の水をペットボトルに入れ、ソーヤーの浄水器を取り付けて絞りだすようにコップに注ぎます。目に見えるような白濁した泥水がフィルターを通すと簡単に透明な水となって抽出され、体験者から驚きの声が上がりました。
ソーヤーの浄水フィルターは、0.1ミクロン(0.0001㎜)の無数の規則的な穴に水を通して浄水するため、一般的な菌類の大きさ(0.5~1ミクロン)を取り除く事ができます。この浄水基準は、アメリカの環境保護局(EPA)の基準を上回るもので、ポータブル浄水器の中では「世界最高水準」と言われています。※参照記事はこちら

◯大切なのは持っている事ではなく、役立つ知識があるという事
ソーヤーの浄水器を通して体験した「自然の水を飲み水に変える方法」。
便利な道具を持って「備えること」だけはなく、役立つ道具が身近にあり、そしてその有効的な使い方を身に付け「備わること」が、防災において大切な事だと寒川さんにお話しいただき講演は終了しました。
UPI防災は引き続き「身に付くアウトドア防災」をテーマとして活動し続けていきます。
イベント主催者:三郷市自主防災組織連絡協議会
講師:寒川一氏
協力:UPI防災プロジェクト推進チーム

TEXT:YUMI FUJI


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