職人のクラフトマンシップが息づくノルウェー生まれの「ヘレナイフ」から、創業90周年を祝う2つの特別なナイフが登場しました。
JS & SE – 創業90周年を記念した2本のナイフ-
ヘレナイフを創業したSigmundとSteinarの兄弟が、ホルメダールでナイフを作り始めてから90周年を迎えました。創業以来、多くの変化を経てもなお、二世代に渡るヘレのデザイン哲学には「使い心地がよく、見た目も美しい、確かな道具を作る」という、創業者のポリシーが息づいています。現在このポリシーは、現プロダクトマネージャーのJan Steffen (Sigmundの孫) と現MDのSvein-Erik (Steinarの孫) に受け継がれています。
JSとSE、限定モデルをデザインするにあたり、JanとSveinの二人はそれぞれの祖父に敬意を表し、祖父達のデザイン哲学のエッセンスを残したナイフを作りたいと考えました。その出発点となったのが、ヘレの創業から30年に渡る代表作「フィエルクニーベン」です。フィエルクニーベンは、ノルウェーの伝統的なナイフ文化と高品質の素材を組み合わせたヘレナイフのハイエンドモデルで、高度に研磨され、スパイン側にわずかにスエッジを持つブレードが特徴です (※現行モデルではスエッジはありません)。またJan とSvein は1930年代に彼らの祖父達が開発したシースのパターンを再利用することで「シグムンド」を再モデリングすることも考えました。
しかしここで意見が分かれました。Janは祖父Sigmundの鍛造技術に敬意を表し、デザインに鍛冶場の赤の要素を取り入れたいと考え、その一方でSveinは、祖父Steinarが好んでいたクラシックなトナカイの角と緑色をデザインに取り入れたいと考えたのです。ヘレではこれまで意見の多様性を尊重してきたので、二人はそれぞれのデザインを作ることに決め、2022年は2つの限定版のナイフを発表することとなったのです。
JS (Jan Steffen デザインモデル)
ヘレの現プロダクトマネージャーであるJan Steffen がデザインしたJSは、巧みに研磨されたラミネートスチールのブレードと、わずかにスエッジがあるのが特徴です。107mmの握りやすいハンドルには、鍛治場の炎を連想させる紅いレザーとカーリーバーチを組み合わせています。
※スパインのスエッジ部には刃はついておりません
シースには1930年代当初のヘレのロゴが施されており、Janの祖父、Sigmundが担当していた鍛冶場に敬意を表し、黒地に赤のステッチで仕上げられています。
刃素材:ラミネートスチール
柄素材:染色革、カーリーバーチ
シース素材:レザー(本革)
サイズ:刃長110mm、刃厚:3mm (スパイン部 約1.6mm)、全長217mm
重 量:ナイフ重量約100g、シース重量約45g
生産国:ノルウェー
価格:17,600円(税込)
SE (Svein-Erik デザインモデル)
ヘレの現MDであるSvein-Erik がデザインしたSEは、巧みに研磨されたラミネートスチールのブレードと、わずかにスエッジがあるのが特徴です。ハンドルは115mmとほんの少し長めで、カーリーバーチと緑色に染めたレザーに加え、鹿の角が組み込まれています。
(※スパインのスエッジ部には刃はついておりません)
シースには1930年代当初のヘレのロゴが施され、Svein の祖父、Steinar が好んだトナカイの角に合わせ、クラシックなタンレザーに白のステッチで仕上げられています。
刃素材:ラミネートスチール
柄素材:染色革、トナカイの角、カーリーバーチ
シース素材:レザー(本革)
サイズ:刃長110mm、刃厚3mm (スパイン部 約1.6mm)、全長225mm
重 量:ナイフ重量 約105g、シース重量 約45g
生産国 ノルウェー
価格:17,600円(税込)
90周年記念コンテンツ
ヘレナイフ創業90周年を記念し3つのコンテンツを追加しました。ノルウェー本国に集まるQ&A集やメンテナンス方法、素材の説明など、
ヘレナイフファンも、これから手に取る方にも役立つ情報を公開しています。
HELLE / ヘレナイフ
1932年、ノルウェー西部の町、ホルメダールで誕生した「ヘレナイフ」。山々やフィヨルド、海岸線といったホルメダールの美しい自然からインスピレーションを受けたデザインは、品質と伝統、クラフトマンシップを大切にしながら、45もの工程を経て熟練エが1本1本丁寧に仕上げています。
2022年はブランド誕生90年を祝う特別なアニバーサリーイヤーです。