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希望としての”野”の教え —『ぼくの昆虫学の先生たちへ』刊行記念トーク

オンライン開催のイベント。無料の参加登録はこちらから。

2021.08.20

「あの頃、草原や野に出れば、〈自分〉などという観念は、どこかに霧散してしまっていたのだ、と思う。初夏の青空を背景にしたオオムラサキの荘厳な飛翔があれば、それだけで世界は完全だった。」

——今福龍太「ジガバチの教え——アンリ・ファーブル先生へ」より

『ぼくの昆虫学の先生たちへ』(筑摩選書)の刊行を記念して、著者で文化人類学者の今福龍太さんのトークイベントを開催します。この本で紹介されるファーブル、ダーウィン、志賀夘助、田淵行男、手塚治虫など、今福さんが敬愛する「先生たち」から学んだ「希望としての野の教え」について、お話いただきます。

本書の中で紹介される名著のブックリストも紹介予定。かつて『昆虫記』の世界に夢中になり、捕虫網を持って野外に飛び出した大人はもちろん、アウトドアに関連する文化の理解を深めたい方にオススメです。ぜひご参加下さい。


イベント:希望としての”野”の教え —『ぼくの昆虫学の先生たちへ』刊行記念トーク(UPI SESSIONS)
スピーカー:今福龍太(文化人類学者・批評家)
開催日時:2021年8月23日(月) 20:00 – 21:00
実施方法:Zoomオンラインイベント
参加費:参加無料
参加登録URL:
https://zoom.us/webinar/register/WN_N67PQiInTCyMwi78Y42I1Q?_kx

<スピーカーについて>
今福 龍太(いまふく・りゅうた)。1955年生まれ。文化人類学者・批評家。1980年代初頭から、メキシコ、ブラジル、キューバなどで調査研究に携わる。奄美自由大学を主宰する。著書に『クレオール主義』『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』『宮沢賢治 デクノボーの叡知』など多数。

主催:UPI( = 株式会社アンプラージュインターナショナル)