撮影も釣りもコミュニケーション。使う道具とクルマ。

” かっこよく表現したい。”を追求するプロカメラマン柳田由人さん。
自らもスノーボードプレイヤーだったことから、スノーボードカメラマンとしてキャリアをスタート。様々なエクストリームスポーツの撮影を得意としながら、ファッション、車などにも幅広く活躍中。カメラマンだけではなく、アングラーとしての顔でも活躍。SUPフィッシングではSIJ公認のスペシャリスト。その他、数々の釣具やSUPメーカーのアンバサダーやアドバイザーを務めるなど多岐に渡っている。最近、少しだけ離れていたというフライフィッシングを楽しんでもらいました。


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柳田さんが釣りを始めた理由は、もはや必然的だったのか、親子代々に渡って釣り大好きアングラーで特にお父さんの影響が大きく小学生の頃から渓流釣りへ。
熊に遭遇したこともあるくらい渓流釣りをしていたので、今でも渓流釣りをはじめ様々な釣りが大好き。おじいさん、お父さんの影響があって今の釣り人生があることは過言ではないようです。

今日は、フライフィッシング。フィッシングの世界は深い。その中でもフライフィッシングは、一般的にイメージする釣りとは異なった格式高い雰囲気があるような。しかし、タックルに関してはいたってシンプル。大きく分類するとロッド(竿)、リール、虫に見立てた毛ばり(=フライ)とラインだけ。今回、スウェーデンのアート&フライフィッシングブランド「PODSOL」のシャクロッドとトリッサンフライリールでフィッシング。

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フライボックスにはたくさんのフライ。

フィッシングは、静かに待つ。といったイメージがありがちだが、実はそうではない。コミュニケーションをとる遊びなのだ。
その場の環境をよくみて、どんなところに魚が潜んでそうか、どんなフライなら興味を示すのかと魚になった気分で想像力を膨らませキャスティングをする。じっと待っていては、魚とのコミュニケーションはとれない。コミュニケーションが合致した時にあの釣れた時の快感が!

柳田さん本日はマズメの時間帯で釣行。”あの大きな岩のちょっと影がかかってるところ、いそうだよね。いそうだよ〜。”オレンジに光るライン(カーセンサーカラーに合わせてきたさすがの仕事人。笑)を何度もキャスティング。
フライフィッシングの特徴でもあるこのキャスティング。ロッドがしなり、ラインが後ろに引っ張られるこの画がかっこいい。そしてリールはラインを巻きつけるためにハンドルを回すのではなく、ラインを手繰り寄せる感じもフライフィッシングならでは。

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実はこの日、先客がいたので待機していた。先客があがってくる頃に、すかさず挨拶に。どうでした?やアングラー同士の会話。こういうところでもコミュニケーション。どんなところでもコミュニケーションを大事にしている。
以前、柳田さんは自身がカメラマンで撮影の時に、”シャッターを押すことは誰でもできるけどこうやって現場で人と話して、この瞬間を撮影したいとかどうやって表現しようかな。とか色々コミュニケーションとることが大事なんだよね。”このコミュニケーション力で、柳田さんの周りには人も魚も集まってくるのだと。

-UPI OUTDOOR GEAR SELECT
UPIで扱っている気になるギアを使ってみてレビューしてもらいました。

1、ポッドソル シャクフライロッド7′ #3
めちゃくちゃ柔らかくしなって、振るのが楽しいです。魚が釣れた時のかかってる感じがすごく伝わると思いました。

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2、ポッドソル トリッサン フライリール
カッコいいね!!もうこれは美しい。正直リールは見た目重視なところがあるので、これは少し艶感のあるブラックで重厚感もあって良いです。

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他にも車内にズラっと並ぶ、ロッドやリール。

3、クール ボックスM エコプラス
真空断熱のクーラーボックスは間違いないですね。スッキリした見た目、形で積載もしやすい。魚を入れるにはもう少し大きい方がいいかな。

▶撮影に使用している柳田さんの愛車について詳しく見る(外部サイトに遷移します)

GUEST:YOSHITO YANAGIDA(HP)
PHOTOGRAPHY:KOICHI SHINOHARA
TEXT:HANAKO YAMAZAKI

[連載]使う道具とクルマ。