ミニマルでクリエイティブなキャンプ。使う道具とクルマ。

数々のアウトドア誌で活躍するフォトグラファー見城了さん。
自身で日用品としても活躍するアウトドアギアを創出するペレグリン・デザイナーのオーナーでもあり、ライター業もこなすマルチクリエイター。
外遊びに精通した見城さんはどんなスタイルでUPIのギアを楽しむのか?本業のフォトグラファーで使う機材もたっぷり詰め込んだ愛車デリカとアウトドアを楽しんでもらいました。


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キャンプを始めた理由は、友人に誘われて行ったのがきっかけです。様々な外遊びに精通している見城さんですが、きっかけはシンプル。
しかし、キャンプ等の自然を伴うアクティビティは誘われて始めるのが半数以上、なんてアンケート結果もあったり。

そんな見城さんがキャンプでの過ごす時のお気に入りの時間は、焚火と火で何かを炙ってみんなでお酒を飲むこと。火おこしもお手の物。キャンプでは常にギアバッグに忍ばせているブッシュクラフトサバイバルブラックブレードを使用している。このナイフは、刃の材質がカーボンですがブラックコーティングすることで耐食性を高めているモデル。
ファイヤースターターとダイヤモンドシャープナーも付属していて、火起こしはもちろんその場で一時的にナイフの切れ味をアップさせることもできます。焚火をしながら、その火を使って食材を炙って食べたり、お酒を飲むことが見城さんの好きなキャンプスタイル。

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ファイヤースターターで火をおこす

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ブッシュクラフトサバイバルは刃厚が3.2mmと厚めのモデルでバトニングも容易

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切れ味抜群、フェザースティックも

おこした火で北欧のワイルドなコーヒーの飲み方、煮出しコーヒーを淹れてみる。自分の好きな分量、好きな時間で煮出すシンプルな淹れ方です。
今ではドリップコーヒーが主流となりましたが、ドリップコーヒーが定着するまではこの煮出しコーヒーで飲まれていたようです。明確なルールはなく、自分だけのコーヒーを楽しめるのが煮出しコーヒー。まずはお湯を沸かすところから。
”ジカビのトライアングル(ゴトク)シンプルに使い勝手が良いですよね。これすごい。” 一見、何に使うかわからないかもしれないのですが、ジカビ(焚火台)に付属する三角形は、ゴトクとしてやかんをのせたり薪をのせて高さを出すことができるスグレモノ。

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ジカビのトライアングルにケトルを置く

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ナイフで蓋を開け、好きな分量のコーヒーを入れる

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焚火台の左横がトライアングル

今回、天気もよくハンモックで過ごすことに。”えーと、この枝を使って・・・。”タープをピ ンと張るためにテンションをかけるロープワークも難なくこなす。

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拾ってきた小枝でロープワークを

ご自身でギアを作ってしまうほどのギア好きの見城さんですが、選ぶ基準は「シンプルで機能的で美しいこと」。たしかに見城さんが手掛けるブランドもシンプルな構造で、自然との調和を意識した美しさがある。
今回のハンモックキャンプもキャンプのスタイルの中でもミニマルなスタイル。グランドトランクのタープとハンモックを使いつつ、ロープやフィールドに落ちている小枝を使って、ブッシュクラフト的な要素も加えてなるべくシンプルにまとまった。
グランドトランクのハンモックは、収納袋と一体型で収納がコンパクトになるのが嬉しい。アメリカのブランドらしく合理的な部分が垣間見れる。生地は特許を取得した、丈夫でなめらかな肌触り。他のハンモックと違うのは幅の広さ。包み込まれるような寝心地は別格です。

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手前に見える小袋が収納袋になる。ハンモック使用中は小物入れになる。

ブッシュクラフトにも理解がある見城さんならではの今回のスタイル。ブッシュクラフトは、フィールドにあるものを活用し自然の中で生きる知恵を身につけるスタイルのこと。ミニマムで、かつクリエイティブなところに面白さを感じます。

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-UPI OUTDOOR GEAR SELECT
UPIで扱っている気になるギアを使ってみてレビューしてもらいました。 その中でお気に入り3点をセレクト。

1、グランドトランク アブリゴレインフライ&シェルター
軽くて小さくなるのとループがたくさんついていて色んな使い方できそう。ちなみにループは 16個ついています。

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収納もかさばらない。シルナイロンで防水性も高い。

2、ウィルドゥ フォールダーカップ
ソフトで折り畳めて小さくなるところ。場所をとらずに収納できる。※耐熱温度約100°C、容量約200ml

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熱いコーヒーを入れても大丈夫。

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3、ウールパワー フルジップジャケット400
あたたかくて動きやすいところが良いです。高品質なメリノウールを使用していてチクチクしないのもポイント。

襟元が高く寒い日もマフラーいらず。

▶撮影に使用している見城さんの愛車について詳しく見る(外部サイトに遷移します)

GUEST:RYO KENJYO(HP)
PHOTOGRAPHY:YOSHITO YANAGIDA(HP)
TEXT:HANAKO YAMAZAKI

[連載]使う道具とクルマ。