火をいじる楽しさ。焚き火中毒者のためのこだわりの道具。

超低床設計で焚き火台の異端児にも思える「JIKABI」。週に1、2回は火を焚いているという”焚き火オタク”のタキビズム ディレクター 寒川一(さんがわはじめ)さんに様々なギモンをぶつけてみました。

開発者の想いを知れば、機能性だけにとどまらない「焚き火愛」に満ち溢れたプロダクトであることが伝わってきます。

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「JIKABIは勝手に薪が燃えていくような効率重視の焚き火台ではなく、人が寄り添い火と向き合って火を育てていくような焚き火台です。つまり道具として完全を求めず、人の関わる余白を残したものですから長所短所を理解したうえで『小さく美しい焚き火』を永く楽しんでもらいたいと思っています。」

Q:リアル ファイヤースタンド ジカビの名前に込められた想いとは?
A:ジカビ=直火。直火は焚き火の原点だと思っています。焚き火台を使いながらもなるべく原点に近い焚き火を味わってもらいたい想いから、リアル ファイヤースタンド ジカビとしました。

Q:なぜ円盤のように丸いのですか?
A:寒川) 低く丸くが焚き火の基本だと思うからです。複数の人で囲みやすいという特徴もあります。

Q:なぜ直火に近い焚き火を目指したのですか?
A:何万年と人が続けてきた直火の焚き火に傚うことで人と火の関係を保つためです。

Q:JIKABIの特徴的な高さ(低さ)の秘密は?
A:まるで直火のごとく地面に近い低さから熱が届きます。寒さを感じやすい足首などを温めてくれます。

Q:JIKABIのフレーム(外周部分)の役割を教えてください
A:周りに調理具や食器を置けます。また一番外側のフレームは熱くならないため焚き火の最中でも焚き火台を手で持って動かすことができます。

※TAKIBISMには鉄製の調理用具が多くラインナップされている。

Q:フレームの1部分だけデザインが異なるのはなぜですか
A:焚き火のホストがいる場所を表しています。焚き火は人間がそばにいてはじめて成立することを示しています。グローブをしたままでも掴めるという利点もあります。

Q:パン(灰受け部分)の特徴を教えてください
A:最もコンパクトなSサイズ以外は分解して持ち運べるようにパンとフレームが分離できる構造になっています。端についた2つの三角フックは溜まった灰を捨てる際に使います。ブレストゥファイヤーを引っ掛けて持ち上げることもできます。

Q:付属のトライアングルはどう使う?
A:ヤカンなどのゴトクとして使う他に、薪を立てかける台としても使えます。
トライアングルは単品販売のほか、JIKABI S・Lサイズに付属します。

Q:理想の焚き火台を目指すために犠牲にした機能や要素はありますか?
A:世に万能のものはないと思います。低くすることで地面への影響もでます。ただそういった欠点を人がケアしてあげればそれ以上に焚き火の恩恵は大きいと思います。

Q:初心者向けの焚き火台ですか?それとも上級者向け?
A:もちろん初心者でも使えますが、いろいろな焚き火台を使ったうえで出会って欲しい一台です。焚き火に寒さを感じる人、人と火を囲みたい人、焚き火料理が好きな人などにはうってつけだと思います。

Q:JIKABIを使った焚き火のおすすめの楽しみ方を教えてください
A:出来るだけ現地で調達した薪(燃料)を使ってその場と調和した焚き火を楽しんでみてください。石を拾って焚き火台に並べても直火感を味わえますよ。( 実際、赤外線効果で温かくなります。)

Q:JIKABIに適したシチュエーションはありますか?
A:なるべく草地でない場所が好ましいです。使う人数は一人もいいし大勢でも楽しめる焚き火台です。

>実はポータブル性能も高いJIKABI

ポータブル性能に対しJIKABIは独自のアプローチをしています。まずSサイズ以外は脚も外せるので非常に薄く、収納スペースに困りません。さらに見た目とは裏腹に非常に軽量。あえて多くの焚き火台のような折り畳み構造を採用しないことで、優れた耐久性も兼ね備えています。

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TAKIBISM / タキビズム

焚火をライフワークとし、UPIアドバイザーも務める寒川一さんと、鉄作家でもある槙塚鉄工所の槇塚登さんが、自分たちが必要なアイテムを作ろうとしたのがきっかけで生まれた、こだわりの焚火道具ブランド「TAKIBISM(タキビズム)」。
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寒川 一(さんがわ・はじめ)
寒川 一(さんがわ・はじめ)

1963年生まれ、香川県出身。アウトドアライフアドバイザー。TAKIBISM ディレクター。アウトドアでのガイド・指導はもちろん、メーカーのアドバイザー活動や、テレビ・ラジオ・雑誌といったメディア出演など、幅広く活躍中。とくに北欧のアウトドアカルチャーに詳しい。東日本大震災や自身の避難経験を経て、災害時に役立つキャンプ道具の使い方・スキルを教える活動を積極的に行っている。